多田農園(空知郡上富良野町)

良質なぶどうを野生酵母で醸造

畑の写真
多田農園のワイン用ぶどう畑

1901年から続く多田農園。オーナーの多田繁夫さんは、まだ「六次化」という言葉が一般化していなかった2000年頃から、その先駆者として、ニンジンジュースの製造販売に取り組んできました。

農園の入り口
いろいろな楽しみが詰まった多田農園

現在はりんごジュースが加わり、また「プチペンション田舎倶楽部」の経営もするなど、ユニークな発想で、さまざまな挑戦を続けています。

カフェの外観
敷地内にあるペンション宿泊者向けのカフェ

ワインの栽培を開始したのは2007年からでした。きっかけは偶然、北海道のワイナリーから苗木を譲り受けたことです。

 

「以前、ワインに興味を持った時は、インターネットがまだなく情報不足で諦めたのですが、現在は違う。自分で調べながらやっているうちに、ワイナリーの人脈もでき、有り難いことにいろいろ教えてもらうことができましたね」と多田さん。

多田さんの写真
多田さん

醸造は当初は委託でしたが、栽培10年目にワイナリーを開設。2016年に初めて、栽培から醸造までを自社で手掛けるワインが誕生しました。

「畑の地下には、大雪山系の山々に由来する伏流水が流れている層がいくつかあるんです。うちのぶどうは、その水を吸って大きくなっているんですよ」

水道の写真

現在、栽培している品種はピノノワール、メルロー、ミュラートゥルガウ、シャルドネ、バッカスの5品種。

ぶどうの写真

手間と時間は掛かりますが、野生酵母で自然発酵させる方法にこだわり、醸造しています。上富良野生まれの味わいを、ぜひお楽しみください。

購入は現地ショップ、公式オンラインショップ、きたキッチン旭川(イオンモール旭川駅前内)などで可能です。

多田農園