たていわ・ひとくいかたないわ

No.20

立岩・人喰い刀岩

立岩写真

構成要素

人喰い刀岩

人喰い刀岩写真

高さ8メートルにも及ぶ赤い奇岩「立岩」がそびえるこの地にはかつて底なし沼が広がり、アイヌの村長が人喰い刀を投げ込んだという伝説「底なし沼と妖刀」が残っています。
水神龍王神社には、沼の底から発見された刀が現在もご神体として祀られています。

アサㇺ サㇰト(asam-sak-to)/底・を欠く・沼

イペタㇺ スマ(ipetam-suma)/妖刀・岩

「底なし沼」と「立岩」のアイヌ語名です。立岩は刀の形に似ていることから名付けられたといわれ、イペタㇺとはアイヌ語のイペ(食べる)タㇺ(刀)に由来し、人喰い刀(妖刀)という意味になります。また「底なし沼と妖刀」の伝説に関連して、沼に捨てられた刀が岩になったといわれています。
(アイヌ語解説は、旭川市アイヌ語地名表記推進懇談会による)

基本情報

文化財の名称
立岩
所在地
旭川市(自治体情報へ)